2012年4月9日月曜日

最近買ったもの:厩戸王子の独り言:So-netブログ


 管理人の愛車ホンダ2003年式GD1フィットにバックカメラ(リアビューカメラ)を取り付けました。いわゆる取り付けマニュアルではなく、取付のドキュメンタリーです。よって記事の順番に作業すると、必ず失敗するので、もし参考にするのであれば、最後まで読んで編集して下さい。

 この作業をするにあたり、以下の記事を参考にしましたので、ここに謝意を述べさせていただきます。

●にこらす1030さん
ホンダフィット大人な車を目指して
バックカメラ取り付け①

●ホンダ フィット バックカメラND-BC4取り付け

●マグマ大使の道具箱
FIT バックカメラ取り付け

 いきなりですが、カメラはこんな感じで付きました。

↑いきなり完成

買ったのはPanasonic GP-PD107A リアビューモニターシステム。楽天市場で29000円弱でした。


↑買ったカメラのパッケージ

箱を開けるとこんな感じです。取扱説明書によると、カメラはナンバープレートの上に露出して取り付けてそこからケーブルを引き回すとあります。またモニターはスタンドに取り付けてダッシュボードに置く。しかしこれではフロントガラスの映り込みが気になるし、視界も妨げる。さらに万が一の落下の危険があります。取扱説明書には"スタンドはボルトで固定すること"とあります。ボルトで固定しなくても両面テープで十分だとは思いますが、確実に固定するにはメーカーがいうようにダッシュボードに穴が開いてもボルトで固定するしかないでしょう。

↑パッケージの中身

 ところで私のフィットの運転席回りはこのようになっています。随分いろいろな機器がついていますね。さすが付けるのが趣味なだけあるね。ついでに紹介してしまいましょう。


↑運転席回り

①助手席用ミラー
②ETCアンテナスピーカー
③カーナビ
④MP3カーステ
⑤電波時計内外気温計
⑥ETCリーダー
⑦レーザー探知機
⑧ドライブレコーダー
⑨リアフォグスイッチ
⑩キシリトールガム

助手席用ミラーがまるで役に立っていない。ここにモニターがあればバックの目視と同時に見れて、通常の運転時にも邪魔にならない。ここにモニターをぶら下げよう。
ルームミラーはサンバイザーに挟みこむ金具を自作して取り付けていました。

↑助手席用ルームミラーを取り外して

 ホームセンターで買ったアルミ材を曲げ加工と穴加工して、取り付けステーを製作。曲げ破断面が汚いけど、気にしないことにしました(笑)

↑アルミ材で板金加工

モニターを取り付けました。実は板金の寸法を間違ってモニター取り付け部は無理やり削りました。まあいいか。

↑モニターを取り付け


タオルをきれいにする方法

モニターの配線をします。ケーブルを隠したいので、ピラー部の内張りを剥がします。指のところにリムーバーを突っ込んで引っ張れば外れます。

↑内張りを剥がして

ピラーの下から針金を通し、それを呼び線にして信号ケーブルを引っ張り上げます。

↑開けたところ


↑信号線を通す

電気を配線します。線はかなり余裕があるので収容するのに困ります。バックを感知する信号はカーナビからの接続線から分岐しました。これは調べるのが難儀だと思っていましたが簡単に見つかってよかった。モニターはバックのみ作動だから、バックランプから電源を取るのかと思ったら、ACCからも必要。これは切り返しに便利なようにバックを解除してから数秒間はモニターに表示させるため。それとこのモニターには「将来発売されるオプション」というのがあって、おそらくDVDとかワンセグチューナーを取り付けられるようにしているのでしょう。そのため、走行中にモニターを消す必要からパーキングブレーキへの信号線もあります。今回は配線せず宙ぶらりんにしました。

↑電気を配線

この作業をしたのは2011年1月初旬。屋外作業は暖かくなってからしようと、今回はカメラをハイマウントストップランプの下に仮設置することにしました。付属の取り付けステーは本番に使うのに温存し、またもアルミ材を加工してステーを作成。カメラを取り付けて両面テープで固定しました。ケーブルはフロアマット下に這わせました。

↑仮付け用ステーの作成(ひどい出来だけど我慢)


↑ハイマウントストップランプの下に仮取り付け
取り付けたところは格好いいけど、映った画像を見ると下半分はトランク内部。これでは役に立たない。スモークガラスだし夜も暗い。


↑映った画像

春を待つことにしました。仕事も多忙を極めました。しかし今年は北国は豪雪。写真は青森県。

↑今年は豪雪
さらに三月には想像外の津波が来襲。言葉を失う。

↑さらにもの凄い津波が・・・

 4月になりようやく仕事も落ち着き、桜も咲いて暖かくなってきました。取付の気分が高まりました。
 さて難しいカメラの取付。リアガーニッシュを取り外して加工する必要があるのですが、それにはワイパー外し、リアハッチの内張り剥がしの作業が必要です。
 まず、ワイパーの停止位置をマスキングテープで残しておきます。

↑ワイパーの位置をテープで残す


円形の窓を成形する方法

ワイパーのボルトカバーを外します。側面を指で広げれば外れます。

↑ワイパーの根元
次に六角ボルトをラチェットハンドルで外します。

↑カバーを外す
ワイパーブレードは簡単に外れます。

↑ワイパーブレードを外す

リアゲートの下部にあるピンを2個を外します。中央部をドライバーで押せば、簡単に引き抜けます。

↑ピンを外す


↑ピンを外したところ


↑外したピン
次に取っ手を外します。内側の欠けているところにマイナスドライバーを突っ込んで外します。

↑取っ手を外す
上の方が汚いのは外し方が分からず、マイナスドライバーを無理やり突っ込んだため(泣)。他山の石として注意されたい。

↑取っ手を外したところ
取っ手にも傷が付いた。ここの樹脂は弱いぞ。

↑取っ手も傷ついた

次にリムーバーを隙間に突っ込んでテコの原理で、リアゲートの内張りを外します。簡単に外れないので注意。管理人は内張りを止めているクリップを3個ダメにしました。コツとしては一つのクリップに集中しすぎないようにリムーバーを2つ利用することですね。これも他山の石。

↑内張りを外す(力要す)


↑裏側露出しました
何カ所か白いクリップがないところは、クリップが本体に残っている。こうしたクリップは引き抜くしかないので再利用できない。

↑外した内張り
それだけならいいのですが、内張りのクリップの取り付け部まで割れてしまいました。瞬間接着剤で補修しましたが、衝撃のかかるとところだけに、付けた途端にまた割れそう。

↑割れてしまった

内張りを外すとこんな感じ。黄丸のところにボルトがあります。

↑内張りを外したところ

ワイパーを駆動させているモーターの裏にクリップがあるので、これを外します。

↑ワイパーのモーターを

まずボルト3本を外します。

↑ボルト3本を外して

このモーターの上のコネクタは外しにくいので、金具に取り付けているところを外します。その後裏のファストン端子を外します。これで駆動モーターは外れました。

↑コネクタも外す


どのようにシンクの穴を修復する

後ろから見て左側にボルトがあるのでこれを外します。

↑ボルトを外す

リアガーニッシュはボルトにより固定はここだけで、あとはクリップで止まっています。かなり固いのでクリップをラジペンで挟んで、引き上げて下さい。

↑トリムクリップを外す

外したリアガーニッシュはこんな感じ。

↑外したリアガーニッシュ

後ろはこんな感じ。洗車した時のワックスのあとがスジになってます。

↑後ろはこんな感じ

さてカメラを出す穴を加工。金ノコでここまで切ります。バイスに挟めないので真っ直ぐ切るのは難しい。


↑金のこで加工

ここからは糸のこで引きます。さっきにも増して真っ直ぐ引けず。蛇行してしまいました。何はともあれカメラ用の穴ができました。樹脂なので引くのは楽でした。

↑カメラ用の穴ができた

カメラの信号ケーブルを通す必要があります。番号灯を外した上部に確保することにします。適当な位置にポンチを打ちます。

↑位置をポンチで

8ミリのドリルで穴を開けます。さび止めにタッチアップペイントを施します。

↑信号線用の穴を開ける

純正カメラ用らしきへこみがあります。ここにつけるんだろうなあ、ということで一番下に両面テープで固定。

↑取り付け金具を両面テープで固定

カメラを取り付け。カメラはM4のキャップボルトで止めるのですが、取り付け部分がへこんでいる分だけレンチが入りにくく、苦労しました。

↑カメラを取り付け

カメラの信号ケーブルの配線をします。信号ケーブルはカメラに直付けされています。それもかなり長い。まずは針金を呼び線にして熱線ヒーターの出口まで出します。

↑ケーブルを通す

しかしここから先はコネクタが邪魔して進まない。一旦取り出してコネクタを切断することにしました。もう日没なので作業は来週に。

↑リア熱線まで通す

さて翌週。コネクタはこんな感じです。

↑コネクタの

収縮チューブを剥がして

↑被覆を剥がして

ビニールテープを剥がします。思い切って右下の黒い太いケーブルから切断します。

↑コネクタ部を切断


呼び線を使って、信号線を蛇腹に通します。コネクタがなくても通しにくいです。

↑蛇腹を通して

テールランプの裏側までケーブルを降ろします。

↑テールランプまで通して

タイヤハウス上のカバーを外し、同じように針金を呼び線にして引き込みます。

↑タイヤハウスまで通して

後部ドアの後ろまで同じように引き込みます。ドア縁のゴムは簡単に外れます。同じような作業でケーブルをフロントに引き込みます。
いよいよ前部ドアまでやってきました。

↑いよいよフロントへ

コネクタを半田付けし、収縮チューブで絶縁し、最後にビニールテープで巻きます。あとはモニターからの信号線を接続。運転に支障がないように適度なところでクリップやインシュロックで固定します。

↑コネクタを半田つけ

↑ビニールテープを巻く(黒がなくて灰色で代用)

下から見たカメラはこんな感じです。写真を見ると歪んでいるような感じがしますね。

↑カメラはこんな感じ

映してみると、これは半分しか映っていない。しかも真下のみ。カメラの位置が上過ぎて穴が邪魔しているみたいだ。これは使い物にならない。

↑こんなはずじゃあ・・・

そんなわけでもう一度ワイパーから外して、リアガーニッシュを取り外しました。窪みを無視して、さらに下にカメラを取り付けました。これならカメラが露出するはず。

↑取り付け位置をもっと下に

穴もさらに広げました。破断面が汚いので溝ゴムを適当に切ってカバーしました。

↑穴も最大限に

さてテスト。うん、これなら使い物になる。広角レンズなので穴は楕円形になりますね。

↑これでよし

さて、使用感ですが、やはり便利ですね。カーナビにあるような補助線は表示されませんが、バックの時は楽ですね。モニターの位置も直視と同時に見えるので視認性も良好。狙い通りでした。難点は助手席に座った場合、モニターが目の前にあるので邪魔になることですね。



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