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〈 リポート・鎌塚俊寛 〉
カナダの各自治体では Green House / Healthy Housing(家屋の省エネ化)を奨励しています。これからご自宅のリノベーション(リフォーム)をしたり、大型家電や設備の買い換えをする場合、最新のテクノロジーを導入することで、光熱費を抑えたり、より健康的な生活を送ることが出来るだけでなく、家の価値も高まります。
1軒あたりの電力や水道、ガスの使用量が減ることで、広範囲で見ると、莫大な量のエネルギーを節約することができます。子ども達や孫の世代に引き継ぐ環境(空気、水、資源)を整えることは、われわれ大人の責任です。いくつか事例をご紹介しましょう。
Appliances
大型家電=冷蔵庫、ストーブレンジ、洗濯機、乾燥機などに「Energy Star」のステッカーが張ってある製品があります。これらは以前の製品に比べ水や電気・ガスの使用量が少なく効率が良いため、水道料や電気・ガス代の節約になるばかりでなく、環境にもやさしい製品です。
どのように擁壁枕木を構築する
Toilet
私の住むミシサウガ市では、水量を多く使う古いトイレを水量が少なく洗浄力の強い新しいトイレに取り換えると、補助金が出るものがあります。普通のトイレであれば日曜大工で1〜2時間で交換できます。ご自身で出来ない場合は、ハンディマンに依頼するのも方法です。詳しくは、各自治体で補助金の制度がありますで、お問い合わせ下さい。
Window
窓も最新のテクノロジーが導入されている身近な製品です。1つのサッシにガラスが2〜3枚使われているものがあります。例えば、2枚のガラスの間に「アルゴン・ガス」などが注入されていたり、Low-E coated(ローイー・コーテッド)グラスなどでは、冬は暖かく暖房費を節約し、夏は涼しくエアコンの電気代を節約できます。また、すき間風は冷暖房費の大敵です。古い窓ですと密閉率が悪いため、窓を換える予定がある場合、窓ガラスを換えるだけではなく、窓枠も一緒に換える方が効果的です、
私道のためにコンクリートの厚さは何?
Insulation
屋根裏の断熱材の量は適切でしょうか? 冬の間、ガレージの上の部屋だけ室温が低いことはありませんか? 古い家では、「アスベストス」や「UFFI(Urea-Formaldehyde Foam Insulation 尿素ホルムアルデヒド発泡断熱材)」が使用されている場合があります。これらは発がん性物質のため、現在使用禁止になっていますが、発見されれば除去する必要がでてきます。
( 詳しくは: )
Furnace
通常、冷暖房費が光熱費の60%を占めるというデータがあります。ほとんどの家屋では、Furnace (ガス、もしくは電気による強制送風型の暖房器具)が使用されていますが、Furnace をHigh Efficiency(効率のより良い)ものに取り換えることでガス代の節約が期待できます。また、生活パターンによって温度設定を変えることの出来るサーモスタット(温度設定)に換えるだけでも大変効果的です。
Light Bulb
電球も最近では LED ライトがだいぶ普及してきました。白熱電球から小型の蛍光灯型電球へ、そして LED 。確かにまだ割高感のある LED ライトですが、寿命が大変長く、最初の購入金額を考えても大変効率的です。蛍光灯も白熱灯に比べると電力消費量も少なく寿命も長いのですが、水銀を含むため廃棄する際には気をつける必要があります。
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最近特にさまざまアレルギーが報告されており、家の中でも注意が必要な場合があります。
「シック・ハウス症候群」と呼ばれていますが、外出中はなんでもないのに、家の中に入ると気持ちが悪くなったり頭痛がしたり・・・ひょっとすると何か理由があるのかもしれません。
例えば、最近ペンキを塗り替えた、カーペットを換えた、フローリングにしたなどはありませんか? 資材に問題は無かったでしょうか? 「ケミカル・センサティビティー」といわれる症状が報告されています。特定の薬品に対してアレルギー反応を起こしてしまう症状です。
食品にだけでなく、建築資材やさまざまなものに「ケミカル=合成薬品」が使用されていますが、これらの物質には特定の体質の人に過敏に反応する場合があります。
ペンキの塗り替えには、「Low VOC Product 」と明記してあるペイント製品ですと安心です。
フローリングやカーペットの張り替えの時も、購入前に確認することをおすすめします。
家の中に生える「カビ」も注意が必要な問題点です。必要以上に湿度が高いとカビが発生します。普段あまり使用しない地下室、このベースメントの送風口をダクトテープなどでふさいでいる家を見かけます。特に冬の間は「暖房費がもったいない」などの理由が多いですが、これはカビを発生させてしまう一要因です。空気の循環が悪くなるのに加え、壁が結露し湿度を増やしてしまうのが原因です。
フィニッシュ(改装)していないベースメントでコンクリートの壁に面して、日ごろの不用品を入れた段ボール箱は積みあがっていませんか? これらの段ボール箱を触ってみるとしっとりしている感じがすることがあります。これは、湿度を吸収して湿めっている証拠です。これらの 段ボール箱をそのままに放置すると、カビが生えてくる可能性があります。これらを防ぐには、段ボール箱はコンクリート壁からある程度距離を置き、空気の循環を良くするようにしましょう。
これら「家の健康状態」を知る手がかりとして、「Energy Audit」を行うと、詳しく知ることが出来ます。
そのほか、詳しくは、cmhc ウェブサイトをご参照下さい。www.cmhc.ca
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ご質問、ご不明な点などがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
Tosh Kamazuka (鎌塚俊寛)
REMAX Realty Specialists Inc.
www.fudousan.ca
tkamazuk
Tel: 647-283-TOSH (8674)
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